地方企業やスタートアップ企業にとって広告予算は限られたもの。大手企業のようにTVCMや新聞広告、PR施策を継続的に、大きな予算をかけて実施するのはハードルが高いです。
そこで「地方の企業が取るべき広告戦略」と題して、地方広告で話題となったものを手掛けたクリエイターに、広告戦略のノウハウ、企画法などを伺うインタビュー連載を開始することになりました。
第1回目は福岡を拠点に活動され、4月から東京に拠点を置くクリエイティブブティックPARTYで活動を開始された眞鍋海里さんです。
地方企業は「バズ」では戦えなくなってきた
――眞鍋さんと言えばバズムービーのパイオニアという印象があるのですが、全世界で1,000万回以上再生されたオートウエイの「雪道コワイ」が話題になった2014年頃と今、ネットムービーで変わってきたと感じることはありますか?
一番の違いは、今は大きなクライアントもYoutubeで動画を配信するようになったことだと思います。つまり、2014年頃は地方の企業は、一回バズを生めれば認知を獲得できたし、今ほどバズのハードルは高くなかった。しかし、今は大きなクライアントも優秀なスタッフを要してYoutube動画を作っているため、動画の母数が増えてバズりにくくなりました。閲覧者もちょっとやそっとじゃ驚かなくなってきています。そして、うまくバズったとしても消費される速度が早い。
――そういう状況下において企画、定着の部分で心がけていることがあれば教えて頂けますか?
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